主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 73
開催地: オンライン開催(大会本部:九州産業大学)
開催日: 2020/09/26 - 2020/09/27
自励式かつ可変界磁でレアアースレスである半波整流自励方式リニア同期モータの制御法で,リラクタンス推力を利用し同一電流に対して推力を最大にする最大推力/電流制御(MTPA)が提案されている。これは,dq軸モデルから推力が最大となる励磁電流成分およびリラクタンス推力を発生させるための電流成分を演算することにより電流を制御する方法である。しかしこれまで,MTPA適用時に推力が最大となるかの検証はされていなかった。そこで本論文では,各電流値での静推力を測定し,MTPAによって得られる静推力と比較した。その結果,これまでのMTPA適用時の静推力は最大値ではなく,電流制御法の改善によってさらに推力の向上が見込めることがわかった。