電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 03-2A-06
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第一背側骨間筋の等尺性収縮時の収縮力および経過時間が皮質-筋同期性に及ぼす影響
*伊賀崎 伴彦吉末 将大牛島 武
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抄録

等尺性収縮時,脳磁図や脳波と筋電図の間にコヒーレンスが見られることが知られている.これは,等尺性収縮という運動や制御において,皮質と筋の間でコミュニケーションが行われている傍証であると言われている.前脛骨筋の場合,弱い収縮力ではβ帯域に,強い収縮力γ帯域にそのピークが見られることが報告されている.われわれは,時間が経過すると,弱い収縮力ではβ帯域にγ帯域のコヒーレンスが増加し,強い収縮力ではコヒーレンスが消失することも報告している.そこで本研究では,第一背側骨間筋の等尺性収縮時について,収縮力の変化と時間の経過が脳波と筋電図の間のコヒーレンスに及ぼす影響について検討したので報告する.

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© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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