主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 73
開催地: オンライン開催(大会本部:九州産業大学)
開催日: 2020/09/26 - 2020/09/27
等尺性収縮時,脳磁図や脳波と筋電図の間にコヒーレンスが見られることが知られている.これは,等尺性収縮という運動や制御において,皮質と筋の間でコミュニケーションが行われている傍証であると言われている.前脛骨筋の場合,弱い収縮力ではβ帯域に,強い収縮力γ帯域にそのピークが見られることが報告されている.われわれは,時間が経過すると,弱い収縮力ではβ帯域にγ帯域のコヒーレンスが増加し,強い収縮力ではコヒーレンスが消失することも報告している.そこで本研究では,第一背側骨間筋の等尺性収縮時について,収縮力の変化と時間の経過が脳波と筋電図の間のコヒーレンスに及ぼす影響について検討したので報告する.