主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 73
開催地: オンライン開催(大会本部:九州産業大学)
開催日: 2020/09/26 - 2020/09/27
21世紀の言語情報は電子化され、電子データの持つ対話的性格により、キーワード検索が可能となった。そのため我々は、「きわめて大量であるが、信頼性が不確かな言語情報」に囲まれて生活するようになった。大量だが信頼性の不確かな言語情報とどのように付き合えば、それらのデータを活用できるのかを考えなくてはならない。そのために提案するのは、デジタル通信に特有の前方誤り訂正である。具体例として、情報理論の古典的著作であるシャノンの「通信の数学的理論」を精読し、さらに著者の人物像、関連するフォン・ノイマンのオートマタ理論を手稿を含めて吟味することで、情報理論の古典に対する前方誤り訂正を試み、新しい時代と状況に対応するためのヒントを得る。