電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2020年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第73回連合大会)講演論文集
セッションID: 07-1A-05
会議情報

スイッチング電源を用いた簡易電力線通信用復調方式の検討
*清水 裕介小浜 輝彦辻 聡史
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本稿はスイッチング電源のスイッチングリプルを周波数変調することで電力線通信を簡易に実現する手法の復調方式について論じたものである。これまで,スイッチング電源を用いた電力線通信の簡便な手法を提案してきた。しかし,従来の復調方式ではカレントトランスやコイルが用いられており,コストやサイズで課題があった。本稿では,カレントトランスやコイルを用いない復調方式を検討し,回路の簡素化を図った。実験では,位相同期回路を用いてPLL復調を行うことで小型化を達成した。復調性能についても,従来と比べてFM周波数偏移幅が狭い場合でも十分な検出感度が得られた。

著者関連情報
© 2020 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top