電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2021年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第74回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1P-03
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2連続パルスEP法によるメダカ受精卵への化学物質導入における2発目のパルスの役割調査(その1)
*津留 尚希久富 壮悟冨永 伸明河野 晋
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抄録

本研究室では,ナノ秒高電圧パルスを用いたエレクトロポレーション法(EP法)について研究を行ってきた。通常,細胞を対象とした遺伝物質の導入法としてEP法が用いられるが,今回,これを魚類受精卵を対象とした化学物質の導入法として使用できるかについて実験を行った。現在の細胞を対象としたEP法では,細胞膜に孔を形成するポアーリングパルスを初めに印加し,続けて物質導入を促すトランスファーパルスを印加する組み合わせにより導入効率が改善さるという報告がある。本研究では,メダカ受精卵を対象として化学物質を導入する場合に,これらのパルスが細胞のときと同様の役割を担っているかについて実験を行った。

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© 2021 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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