電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2021年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第74回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1P-04
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2連続パルスEP法によるメダカ受精卵への化学物質導入における2発目のパルスの役割調査(その2)
*生山 也真登津留 尚希冨永 伸明河野 晋
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抄録

本研究室では,魚類受精卵を対象とした化学物質の導入を,二連続パルスによるエレクトロポレーション法(EP法)で行ってきた。本手法を用いた最近の実験で,一発目のナノ秒高電圧パルスでメダカ受精卵の卵膜に形成された孔が,二発目のミリ秒低電圧電気パルスで拡大した,または継続時間が長くなった結果,受精卵内へ化学物質が導入されたことを示唆する結果が得られた。これは細胞への遺伝子導入を目的としたEP法で遺伝子の導入を促進すると考えられている2発目のパルスの役割と大きく異なることを示している。今回,受精卵への化学物質導入を目的とした二連続パルスの卵膜への影響を調査するいくつかの実験を行ったのでその結果を報告する。

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© 2021 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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