主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
共催: 佐賀大学
会議名: 2021年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 74
開催地: オンライン開催(大会本部:佐賀大学本庄キャンパス)
開催日: 2021/09/24 - 2021/09/25
カーボンナノチューブ(CNT)は、高い比表面積から、ガスセンサへの応用が期待されている。半導体CNTを用いたセンサを酸化性ガスに暴露すると、コンダクタンスが上昇することが報告されている。我々は、半導体単層CNTを誘電泳動集積法によりチャネル部に集積した両極性電界効果トランジスタを作製し、NO2暴露によるIDS-VGS特性の変化を調査してきた。NO2暴露によるIDS-VGS特性として、正孔伝導領域ではゲート電圧正の方向に電流値が推移した。電子伝導領域では電流値が大きく減少した。今回、電子伝導領域でのNO2暴露によるIDS-VGS特性の変化に着目し、このメカニズムを考察した。