電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2021年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第74回連合大会)講演論文集
セッションID: 05-1A-07
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影響力を持つアカウントを考慮したエコーチェンバー現象モデルの検討
*亀谷 長太玉城 龍洋
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抄録

近年、SNS上でのエコーチェンバー現象が問題となっている。エコーチェンバー現象とは、自分と考えが近い人だけで形成されたコミュニティ内で似た情報のみがやり取りされることで意見が先鋭化していく現象であり、誤情報拡散などの温床となる危険性が指摘されている。本研究ではエコーチェンバー現象の生成要因を明らかにするために、影響力を持つアカウントを考慮したエコーチェンバー現象モデルを提案した。実験の結果、影響力を持ったアカウントの発する意見の範囲によってネットワークや意見の多様性が変化する傾向が見られた。この結果は、アカウントの影響力がエコーチェンバー現象の形成に大きな影響を与えていることを示唆している。

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