電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2021年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第74回連合大会)講演論文集
セッションID: 01-1A-05
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気中火花放電が電界測定用ポッケルス効果に与える影響
*小柳 泰雅荒岡 信隆高村 紀充坂井 克成花井 正広
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抄録

風力発電機のブレードへの落雷被害として,ブレードを構成する繊維強化プラスチック部などの絶縁物に雷が貫通して内部に侵入し,ブレードが破損することがある。そのため,雷による絶縁物の貫通メカニズムを解明する必要がある。著者らは,放電が絶縁物を貫通する主な要因として放電の電界,圧力,熱などを考えている。放電先端に高電界が発生し絶縁物はこの高電界で破壊している可能性がある。そのためポッケルス電界センサを用いて研究を行っている。本発表では,電界測定用のポッケルス結晶が放電に対してどれほどの耐久性があるのかを調査し,さらに放電に対する損傷対策を行った結晶について調査したので報告する。

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© 2021 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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