電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-1P-02
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鉄損を考慮した誘導機の制御モード切替による損失低減法の実機検証
*窪田 涼介大山 和宏
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抄録

 誘導機は,堅牢,安価という特長を有することから鉄道車両や産業用ドライブシステムで広く用いられている。そのため,省エネルギーの観点から,誘導機が本来有するポテンシャルを引き出しつつ,駆動システム全体としての損失の低減が望まれる。これまでに筆者らは,銅損低減の観点から,負荷レベルに応じて一次磁束制御とベクトル制御を切り替える方法を提案し,軽負荷においてベクトル制御に比して銅損を低減可能となることを報告している。 そこで本稿では,誘導機の鉄損を考慮した制御モード切替による損失低減法について検討する。結果として,鉄損を制御アルゴリズムに含めた場合のトルク制御性能を示し,銅損の低減に有効となることを示す。

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© 2024 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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