電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-1P-03
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第2次スロット高調波を用いた誘導機速度センサレスベクトル制御における低速負荷時の運転可能範囲拡大
*四位 幸太郎山本 吉朗篠原 篤志
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抄録

一般に,誘導電動機のベクトル制御には速度センサが必要であるが,速度センサには,コストアップの問題や設置環境制約等が存在するため,速度センサレスベクトル制御が求められている。本研究では,誘導電動機の固定子電圧に高周波信号電圧を重畳し,強調されるスロット高調波を用いて速度推定を行っている。これまで,低速負荷時にスロット高調波よりも不要な成分の影響を受けにくい第2次スロット高調波を用いることで速度推定精度が向上することを明らかにした。本稿では,速度推定で必要なパルス整形部において従来用いていた特徴の異なる2つのパルス整形方式の組み合わせに重み付けを行い,負荷時の運転可能範囲を拡大したので報告する。

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© 2024 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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