電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-1P-09
会議情報

双方向スイッチを用いた永久磁石同期機駆動用インバータにおいてゼロ電流スイッチングを用いた場合の惰行特性の検討
*仮屋﨑 太一篠原 篤志山本 吉朗
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

永久磁石同期モータ(PMSM)を惰行運転する場合,負荷接触器を用いたPMSMの電気的な遮断が,ゼロトルク制御に比べて損失を抑制できることを先の研究で報告した。本研究では,負荷接触器の電子化を目的とした,インバータの全てのアームを逆阻止IGBTの逆並列で構成したPMSM駆動用インバータを提案している。提案回路では,ゲート信号を全てOFFにすることで理想的には惰行運転を実現できるが,実際にはIGBTの寄生容量に起因する漏れ電流が発生すると考えられる。この漏れ電流の影響を抑制するために,ゼロ電流スイッチングを用いる方法について,シミュレーションにより検討したので報告する。

著者関連情報
© 2024 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top