電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
2024年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第77回連合大会)講演論文集
セッションID: 02-1P-10
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IPMSMの最大効率運転を実現するための局所探索法を用いた指令磁束計算法のシミュレーション検証
*山下 帝臣篠原 篤志山本 吉朗
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抄録

埋込磁石同期モータ(IPMSM)の制御方式の1つである直接トルク制御(DTC)方式では、指令値としてトルクと電機子鎖交磁束を必要とする。DTCを用いてIPMSMの最大効率運転を実現する指令磁束計算法として、モータの数学モデルに基づいた損失最小化法(従来法)が報告されているが、この方法はモータパラメータの変動に対応困難な上、計算負荷が大きいという欠点がある。そこで本論文では、DTCを用いてIPMSMの最大効率運転を実現するための局所探索法を用いた指令磁束計算法を提案する。提案法は従来法に比べ、パラメータ変動にロバストで計算負荷も小さいという特長がある。提案法の有効性をシミュレーションにより示したので報告する。

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© 2024 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
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