抄録
ZrP2O7を0.1mol%, 0.5mor%, 1.0mol%及び3.0mol%の濃度で添加したMgO試験片について, 液相が存在するときの焼結挙動を昇温法 (室温-1450℃) 及び定温法 (1450℃, 5h) によって検討した.
MgOのち密化はZrP2O7が1.0mol%以下の添加量において1300℃以上で抑制されたが, 3.0mol%添加試料においてそれは促進された. MgOのち密化挙動がZrP2O7の添加量によって異なるのは1300℃以上で生成するMgO-Mg3(PO4)2系液相量の違いによるものと考えられた. すなわち, 粒子全体を被覆した液相が粒子の再配列をうながし開放気孔を減少させるために, MgOのち密化が促進されることが分った.