脳神経外科ジャーナル
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急性期arterial graftの適応(<特集>脳動脈の再建術)
後藤 恒夫渡辺 一夫菊地 顕次
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1992 年 1 巻 1 号 p. 14-19

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抄録

これまでわれわれが行ってきた脳主幹動脈閉塞症に対する急性期血行再建術について報告し,arterial graftの適応,問題,点について考察した.虚血性脳血管障害に対する通常のSTA-MCA anastomosisなどの,low flow bypassによる急性期血行再建術は,種々の検査法を駆使して,脳組織が可逆性を有していることが証明された症例に対して行われれば有力な治療方法となりうる.しかし,radial artery graftを含めたhigh flow bypassの急性期脳虚血への応用は,最近,われわれの今回の報告も含めてその成功例が散見されるものの,いまだ議論の多いところであり,今後の課題である.

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© 1992 日本脳神経外科コングレス
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