脳神経外科ジャーナル
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解離性脳動脈瘤の発生病理と臨床病態
水谷 徹
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2001 年 10 巻 1 号 p. 41-46

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抄録

脳血管のarterial trunkから発生する動脈瘤には, 病理学的にいくつかのtypeがある.解離性脳動脈瘤は, これらのうちの1つのカテゴリーと理解すべきである.その発生メカニズムの本質は, 脳血管壁の最も強いlayerである内弾性板の急激な断裂にある.9例の解離性脳動脈瘤の標本を得たが, 全例で内弾性板の断裂部が解離腔へのentryを形成していた.血管腔へのreentryを有するものは少数で, 大部分はentryのみを有し, 解離腔が盲端構造を成しているものと考えられた.

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© 2001 日本脳神経外科コングレス
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