脳神経外科ジャーナル
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神経血管減圧術のための外科解剖(第24回日本脳神経外科コングレス「神経血管減圧術 : 困難例に対する手技)
松島 俊夫一ツ松 勤井上 亨
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ジャーナル オープンアクセス

2005 年 14 巻 2 号 p. 84-92

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抄録
後頭蓋窩脳神経の血管圧迫で生じる神経血管圧迫症候群,すなわち三叉神経痛,片側顔面痙攣や舌咽神経痛に対する神経血管減圧術を行うために必要な外科解剖を解説する.具体的には,小脳橋角部におけるRhotonらの「3つ」のルールや,3つの脳神経グループヘの3つの異なったアプローチについて,また,三叉神経と血管の関係,特に上小脳動脈や錐体静脈との関係や,片側顔面痙攣におけるsupraolivary fossetteの意義,前下小脳動脈と顔面神経の関係,舌咽神経痛における責任動脈,特に後下小脳動脈とアプローチについて詳述する.
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© 2005 日本脳神経外科コングレス

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