長崎労災病院脳神経外科
2005 年 14 巻 5 号 p. 341-346
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症例は62歳, 男性.49歳時, 左蝶形骨縁髄膜腫の亜全摘術を受けた.経過観察中, 症候性に腫瘍は再増大し, 周囲浮腫組織内にperitumoral cystが発生したが, 患者と家族の希望によりcyst内液の吸引術のみを選択した.結果的にcystの拡大は停止し, 症状は消失した.その後, 頭部打撲に伴って再度cystは拡大したが, 同様の処置で縮小した.髄膜腫に伴うperitumoral cystの発生機序やその自然経過について考察する.
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