抄録
一大学の目を通しての見方ではあるが,これまでの教育システムはよく機能したと考えられる.専攻医は技術修練のみで満足してはならす,技術を修得・開発する能力を養うことが重要であると考える.外科の歴史を振り返ると,専門化・細分化が常であった.今後も知識量が増大し技術が進歩するのは必至なので,専門医にとってはsubspecialtyの確立が必須であろう.脳神経外科臨床も基礎研究もレベルがますます高くなり,脳神経外科医の研究とは何かを考えていく必要がある.急速に発展する医療と長寿社会の時代の影響で,生涯教育の必要性はますます増している,