脳神経外科ジャーナル
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総説
正中型巨大腰椎椎間板ヘルニアに対する手術
新井 大輔花北 順哉高橋 敏行渡邊 水樹富永 貴志河岡 大悟堀川 恭平
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2014 年 23 巻 2 号 p. 128-135

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抄録
 正中型ヘルニア, 特に正中型巨大ヘルニアに対して通常のLove法では摘出に難渋することがある.
 今回われわれが過去7年間に経験した正中型巨大ヘルニア症例を対象に, 選択した術式の優劣について検討を行った. 今回のシリーズで椎間板ヘルニア摘出に際して採用したアプローチとしては片側部分椎弓切除によるアプローチを行ったもの5例, 両側椎弓切除によるアプローチを行ったもの5例, 一側の椎間関節切除を行い, ヘルニア塊摘出後に椎弓根スクリュー法による固定を行ったもの1例, 経硬膜到達法によるアプローチを行ったもの1例だった.
 どの術式にも一長一短があり, 術前の画像を詳細に評価し, 症例ごとに適切な手術法を選択するべきである.
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© 2014 日本脳神経外科コングレス

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