脳神経外科ジャーナル
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原著
テレビ会議システムによる遠隔てんかん外来
成澤 あゆみ成田 徳雄冨永 悌二岩崎 真樹神 一敬中里 信和
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2014 年 23 巻 2 号 p. 136-140

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抄録
 正確なてんかん診断には詳細かつ的確な病歴聴取が必須であるが, 全国のてんかん専門医数は限られており, 地域医療の現場では専門医による早期介入が困難である.
 本研究では, 東日本大震災の被災地にある公立病院脳神経外科を受診したてんかんあるいはてんかんを疑われた患者9例 (15~53歳, 男性5例) を対象に, 大学病院てんかん科の専門医が, インターネットを介したテレビ会議システムを用いて遠隔外来診察を試みた. 4例は治療方針検討, 5例は診断目的の受診で, 全例において通常の対面外来診察と同等の診療が可能であった. 診療報酬上の措置がないなど運営上の問題点はあるものの, 過疎地域への医療支援として今後の応用が期待される.
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© 2014 日本脳神経外科コングレス

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