脳神経外科ジャーナル
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特集 みらいを救う神経科学―最先端研究の実臨床へのフィードバック
脳が見る世界―脳情報解読の現状と展望―
西本 伸志福間 良平栁澤 琢史貴島 晴彦
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2018 年 27 巻 12 号 p. 896-903

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抄録

 近年の機能的磁気共鳴画像法 (fMRI) 技術の進展および機械学習技術の高度化に従い, 日常的な知覚・認知に関わる脳機能・脳内情報の定量的な解明が進んでいる. このような研究は, 全脳を対象とした包括的脳機能マップに基づく術前・術中の情報提供や, 侵襲脳計測・刺激技術を介した高度なブレイン・マシン・インターフェースなど, 先進的な技術の数理基盤となる可能性がある. 本稿ではこれら最近の脳情報の解明に関する現状と展望について紹介する.

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© 2018 日本脳神経外科コングレス
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