脳神経外科ジャーナル
Online ISSN : 2187-3100
Print ISSN : 0917-950X
ISSN-L : 0917-950X
特集 脳神経外科と医療連携
ニューロリハビリテーションの可能性
藤原 俊之
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 29 巻 9 号 p. 634-638

詳細
抄録

 脳, 脊髄などの中枢神経障害による運動機能障害の回復においては, 脳, 脊髄における可塑的変化が起こっている. 脳における可塑的変化の機序の1つには皮質内抑制の脱抑制が関与し, 脊髄においては脊髄相反性抑制が関与している.

 これらの神経可塑性を誘導し, 機能回復を目指す新しい治療として上肢機能障害に対するbrain machine interface, HANDS protocolが応用され, 歩行機能再建についても新たな試みとして経皮的脊髄刺激等が開発されている.

著者関連情報
© 2020 日本脳神経外科コングレス
前の記事 次の記事
feedback
Top