脳神経外科ジャーナル
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特集 小児
胎児期水頭症の診断と治療
原田 敦子宇都宮 英綱
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2023 年 32 巻 4 号 p. 237-242

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抄録

 胎児が水頭症病態 (一次的脳脊髄液循環異常) にあるかどうかの判断は難しく, 水頭症病態にない脳容積減少に伴って二次的に生じる脳室拡大も広義に胎児期水頭症と診断されることが多い. 広義の水頭症の中には, 染色体異常や多発奇形症候群など種々の原疾患が含まれることから, 胎児期水頭症の正確な診断や病態把握は患児の予後予測の意味においてもきわめて重要である. 本稿では, 胎児期の脳室拡大や水頭症の定義を提示した後, 当院で過去8年間に経験した胎児期水頭症104例の診断・治療・予後から胎児期水頭症の現状について考察する. トピックスとして脊髄髄膜瘤の胎児手術とX連鎖性遺伝性水頭症に対する着床前診断についてもとりあげる.

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© 2023 日本脳神経外科コングレス

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