脳神経外科ジャーナル
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特集 神経外傷・救急
スポーツ頭部外傷に対する適切な対応
室井 愛, 中尾 隼三, 石川 栄一
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 32 巻 6 号 p. 356-361

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抄録

 スポーツ関連頭部外傷のほとんどは, 脳振盪をはじめとする意識障害が軽度の軽症頭部外傷である. 脳振盪は頭部打撲後に起こる一過性の神経機能障害と定義され大多数は1週間以内に症状が消失するが, 数カ月にわたり症状が遷延することもある. 早すぎる競技復帰は症状の遷延や再発のリスクとなるため, まずは安静, その後段階的に復学や競技復帰するよう指導する必要がある. 脳振盪の診断は症状や認知機能, 平衡機能などを総合的に判断するが, 重症度や回復を示す客観的な指標はない. MRI, 血液などのバイオマーカーについての新たな知見により, より安全な競技復帰の基準が確立されることが期待される.

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© 2023 日本脳神経外科コングレス

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