抄録
spinal instrumentationにおけるナビゲーションシステムの有用性について検討した.過去15カ月に本装置を使用した15例のspainal instrumentation(C1-2transarticular screw fixation, pedicle screw fixation, interbody cage fixation)を対象とした.ナビゲーションシステムを使用することで適切なscrewの選択と, より精度の高いinstrumentationが可能となり, 神経血管障害を回避できた.また術中透視装置の使用時間が短縮できた.しかし分離症のように骨に欠損があると誤差が大きく, 注意を要した.ナビゲーションシステムはまだ後方到達法しか応用できないが, 今後instrumentation sutgeryに有効な支援機器になると考えられた.
