日本臨床整形外科学会雑誌
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2015年産業医に関する日本臨床整形外科学会調査の結果
田丸 卓弥加藤 龍也設楽 正彰藤田 芳憲岩谷 道生飯野 潤二辻 壽小無田 要戸次 鎮史原田 昭
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キーワード: 産業医学, 労働衛生, 医師
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2017 年 42 巻 1 号 p. 13-18

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抄録

目的:産業医に関する日本臨床整形外科学会会員の動向と問題点を調査する.

方法:2015年に全会員を対象に調査し,回答率は13.0%で,そのうち有効な回答749(12.7%)を解析した.

結果:回答率は2010年の前回調査より低く,産業医は前回と同程度の48.9%いて,会員基本データ調査よりは高率であった.活動していない産業医は44.5%で,産業医活動を求められないことがその最大の理由であった.

考察:回答者数が1000人未満の今回調査は,会員基本データ調査よりも産業医の割合が高く,信頼性に劣った.産業医を増やし,活動を拡大するためには,会員への啓発,医師会との協力に加え,メンタルヘルスや長時間労働などの事案で地域産業保健センター,精神科医,心療内科医などと連携する必要がある.

結論:会員に産業医活動を広めるためには,信頼できる調査をもとに会員を啓発し,医師会,地域産業保健センター,精神科医,心療内科医などと連携する必要がある.

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© 2017 一般社団法人日本臨床整形外科学会
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