日本臨床整形外科学会雑誌
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恥骨・坐骨に繰り返す疲労骨折を起こした2例
花井 文彦
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2021 年 46 巻 1 号 p. 61-62

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抄録

恥骨・坐骨が偽関節化し,治癒が難しい2症例を経験した.1例目は33歳女性で,16歳よりJRAの診断にて生物学的製剤等で治療中であった.2017年6月,右坐骨の亀裂骨折に始まり,2018年8月には両坐骨・恥骨共に偽関節の状態となった.2例目は91歳の女性で,両大腿の痛みの主訴にて2019年5月7日受診した.左恥骨骨折に始まり,両坐骨,恥骨に偽関節状態が徐々に生じた.テリパラチド20 μg/dayを開始し,その後骨癒合状態は良好となった.

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© 2021 一般社団法人日本臨床整形外科学会
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