認知心理学研究
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講演論文
認知心理学修了者のキャリアパスから考える認知心理学と社会とのつながり
西崎 友規子羽渕 由子澤井 大樹新井田 統井原 なみは大門 貴之長江 新平若本 夏実村山 紗英岩根 榛花原田 悦子
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2023 年 21 巻 1 号 p. 23-30

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抄録

本シンポジウムでは,認知心理学系学部・大学院を修了し,企業等で活躍中の修了生に,自身のキャリアパスを示してもらうとともに,大学の外から認知心理学に対する期待や要請を述べてもらった.そして,認知心理学を修めた人材が社会でどのように活躍していけるのか,また,社会とつながっていくにはどのように道を辿れば/拓けばよいのかについて議論をおこなった.登壇者からは,サイエンスコミュニケーターとして企業と心理学をつなぐ役割,製品の開発や企画における実験や調査の場面でスキルを活かした活躍の姿が紹介された.指定討論の学部・大学院在学生からは,学部卒で専門性やイノベーションを求められることへの戸惑い,社会における「認知心理学」のプレゼンスの低さに由来する職業選択時の苦労について意見が出された.認知心理学が社会とより密接につながっていくために必要な課題を整理し,社会連携委員会としても引き続き,課題解決に向けて取り組んでいくことを確認した.

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© 2023 日本認知心理学会
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