2023 年 21 巻 1 号 p. 15-22
近年,100歳を超える百寿者が世界的に増加している.百寿者の認知機能を調べることは,近い将来の介護費用の推定に貢献する.また,加齢現象の解明にも寄与することが期待され,科学的貢献という意味でも極めて重要である.本研究では,百寿者の認知機能の特徴を明らかにし,百寿者の認知機能を評価するための質問項目を作成した.開発した質問項目は,百寿者における認知症有病率の年齢差を推定するために適用可能であった.暫定的な結果としては,認知症は女性にとっては不可避であるが,男性にとっては回避可能であることが示唆された.