認知心理学研究
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原著
パソコンを用いた新ストループ・逆ストループテストの作成および実施効果
宋 永寧箱田 裕司
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2011 年 9 巻 1 号 p. 19-26

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抄録

本研究では,パソコンを用いた新ストループ・逆ストループテストを作成し,パソコンベースのテストの妥当性,信頼性と練習効果およびテストの順序効果について検討した.実験1では,ストループ干渉・逆ストループ干渉について,パソコンベースのテストおよび紙ベースのテストの実施効果を比較した.その結果,紙ベースのテストと同様に,パソコンベースのテストを用いた場合においても,ストループ干渉と逆ストループ干渉が観察された.実験2では,パソコンベースのテストを用いて,3回のテストを行った.その結果,3回のテスト間の再テスト信頼性が高く,反復実施によるテストの練習効果が有意であったが,課題順序は成績に影響しないことが示された.

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© 2011 日本認知心理学会
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