363 KのCl－およびCu2＋イオンを含む水溶液中におけるAlおよびAl合金の腐食 ―腐食挙動におよぼすインヒビター添加の効果―

平賀 拓也; 中山 雄貴; 小寺 史浩; 千葉 誠; 柴田 豊; 高橋 英明

doi:10.3323/jcorr.62.443

速報論文

363 KのCl^－およびCu^2＋イオンを含む水溶液中におけるAlおよびAl合金の腐食

―腐食挙動におよぼすインヒビター添加の効果―

平賀拓也, 中山雄貴, 小寺史浩, 千葉誠, 柴田豊, 高橋英明

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キーワード: アルミニウム合金, インヒビター, 腐食, 防食, Cu^2＋イオン, Cl^－イオン, 高温水溶液

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2013 年 62 巻 11 号 p. 443-448

DOI https://doi.org/10.3323/jcorr.62.443

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抄録

Cu^2＋あるいはCl^－イオンを含む高温水溶液中（363 K）にAlおよびAl合金を浸漬したさい，それらの腐食挙動がインヒビターの添加によりどのように変化するかを，質量測定および試料の表面・縦断面観察により調べた．インヒビターの添加により，Cu^2＋溶液において腐食速度は大きく抑制されるのに対し，Cl^－溶液中においては，ほとんど変化しなかった．Cu^2＋溶液におけるインヒビターの防食効果は，SiO₂薄膜形成によるCu粒子の析出の抑制によることがわかった．

責任著者(Corresponding author)

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