材料と環境
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論文
低品位燃料を使用したボイラー実缶灰環境における耐熱鋳造合金の高温腐食挙動
髙橋 治蘇 玉華友田 陽
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2015 年 64 巻 4 号 p. 132-138

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抄録
低品位燃料を使用する産業用ボイラーにおいては,硫化腐食やバナジウム腐食が大きな問題となっている.バーナーチップやスワラー用として6種類の耐熱鋳造合金について,実缶灰を使用した腐食試験を行って耐高温腐食性を検討した.その結果,腐食は850℃までそれほど顕著ではなく,耐硫化腐食材料である50Cr50NiやSCH2の耐食性が優れていた.1050℃では50Cr50Niなどの腐食減量が急激に増加し,Cr量の高い60Cr40NiとNi添加のないSCH2が比較的優れた耐食性を示した.試験後の試料断面の組織観察,EBSD測定やEDX分析によりこれらの高温腐食のメカニズムを考察した.
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© 2015 公益社団法人 腐食防食学会
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