国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
2016 年 65 巻 4 号 p. 134-137
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使用済核燃料再処理施設の高レベル廃液濃縮缶の運転環境を模擬した試験を行い,酸化性金属イオンを含む硝酸溶液中のステンレス鋼腐食に及ぼす沸騰の影響について評価した.浸漬腐食試験の結果から,同じ溶液温度において,大気圧下の非沸騰溶液中よりも減圧し沸騰させた溶液中のほうが腐食速度が大きくなることがわかった.さらに,分極曲線からも,沸騰により腐食電位が貴側へ移行し,カソード分極曲線の電流密度が上昇することを確認した.以上より,同一温度において,減圧沸騰により腐食が加速されることを確認した.
防蝕技術資料
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