石油タンク底板内面に施工される重防食コーティングの深さ方向分析に基づいた等価回路モデル適用とその有効性

徳武 皓也; 岡崎 慎司; 佐々木 翔平

doi:10.3323/jcorr.69.66

論文　－第66回材料と環境討論会講演大会論文－

石油タンク底板内面に施工される重防食コーティングの深さ方向分析に基づいた等価回路モデル適用とその有効性

徳武皓也, 岡崎慎司, 佐々木翔平

著者情報

キーワード: 石油貯蔵タンク, 重防食コーティング, ラマン分光, フーリエ赤外分光, 深さ方向分析, 電気化学インピーダンス測定, 等価回路解析, Voigtモデル, 劣化評価

ジャーナルフリー

2020 年 69 巻 3 号 p. 66-72

DOI https://doi.org/10.3323/jcorr.69.66

詳細

抄録

長期供用された重防食コーティングについて，塗膜深さ方向分析による劣化状態の検証と，それに基づいたインピーダンススペクトルの等価回路解析による劣化評価について検討した．深さ方向のFT-IR及びラマン分光分析結果は，コーティングの長期劣化が，厚さ方向に沿った物性変化の違いとして現れる可能性を示唆した．また，深さ方向の時定数分布を考慮した等価回路モデル解析により，直流抵抗相当指標の精度よい推定が期待される．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）