材料と環境
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論文 -第68回材料と環境討論会 講演大会論文-
Al合金表面に形成したポーラス皮膜細孔を利用した自己修復性防食塗膜と細孔容積との関連
平澤 晃大冨岡 弓乃河村 弥季兵野 篤千葉 誠
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2022 年 71 巻 3 号 p. 63-69

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抄録

本研究ではコストパフォーマンスに優れるアルミニウム材料防食用自己修復性塗膜開発を目指し,表面に形成したポーラス皮膜細孔を塗膜修復剤のコンテナとして利用した新しい機構による防食塗膜への自己修復性付与を行なった.この結果,作成した塗膜は欠陥形成時にも細孔より修復剤が流出することにより欠陥底部に修復構造が自動的に形成され,露出した下地金属をカバーすることで,高い耐食性が維持されることが明らかとなった.

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© 2022 公益社団法人 腐食防食学会
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