材料と環境
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超臨界二酸化炭素と共存するニッケルめっき浴環境における金属材料の電気化学特性と適正材料選定の研究
佐藤 信義田村 孝市中原 正大曽根 正人市原 祥次宮田 清蔵
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2004 年 53 巻 3 号 p. 123-129

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抄録
超臨界流体は, 抽出分離や有機合成, 環境汚染物質の分解処理技術などへの適用研究が盛んに行われている. これらの技術の実用化に向けての課題の1つが, 耐食構成材料の選定である. これまで, 種々の材料検討はなされているが, 超臨界流体環境での金属材料の電気化学的特性は, 検討されていない.
本報告では, 超臨界二酸化炭素に塩化物を含有する弱酸性のニッケルめっき溶液が混在する超臨界めっき環境において, 電気化学試験を実施し, 同環境の腐食特性を明らかにした. また, 同めっき浴槽の耐食材料の選定を電気化学試験と浸漬試験によって行った. その結果, 329J4Lステンレス鋼およびC276合金が耐食性を示すことが明らかとなった.
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© 社団法人腐食防食協会
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