抄録
情報社会に生きていく生徒にとって,コンピュータリテラシーだけでなく,コンピュータのしくみ,および情報のしくみを理解が重要であると考えられる。そのことは,生徒の学習内容に対する意識の向上は欠かすことのできない要素だと考えられる。そこで,本研究ではロボット教材を用いた「コンピュータのしくみ」の授業実践をおこない,授業における生徒の意識および態度の変容,知識の習得に関する調査を行った。その結果,生徒はコンピュータのしくみの学習において,操作する自信や授業に対する態度がコンピュータに対する意識の形成に影響を与えていることが明らかになった。