日本教科教育学会誌
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家庭科教育学の体系について
新福 祐子
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1978 年 3 巻 2 号 p. 69-75

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抄録
家庭科教授法は,むかしから,その中に教育学の役割までもって,発達してきた。このことを実際に1916年の家事教授法の著書の中にみることができる。一方最近教科教育学という学問分野の形成が試みられてきて,その位置,内容などが議論されている。筆者は家庭科教育学は,教育学と家政学の一部を含む独自の内容をもつ学問分野と解している。この立場に立って筆者はここに,家庭科教育学の内容を提案したが,この内容をそのまゝ,小中高校家庭科の教員養成のための学科のカリキュラムにすべきであるというのが主張である。
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© 1978 日本教科教育学会
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