日本教科教育学会誌
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運動学習における脳波変化に関する研究 : 双極誘導法による脳波の主因子分析
Rudy Saharudin
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1980 年 5 巻 4 号 p. 227-234

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抄録

この研究は,運動学習-小筋活動-時にあらわれる電気的脳波因子を探る事を目的とする。被験者は,広島大学のインドネシアの男性10名(平均年齢36歳)である。協応動作器を用いて,被験者に40回円を描かせ,電気脳波を誘引し,電極を,被験者の左前頭後野,後頭部位に配置し,双極誘導法によって,遂行前後の安静時と遂行時10回毎に,脳波を測定した。δ,θ,α(1+2)β-1,β-2波のパワースペクトラムは,脳波因子を限定するために,主成分分析で分析された。研究の結果は,次の通りである。1.被験者の技術は,回数と共に上達する。2.安静時の因子Iは,δ,θ,α波であり,因子IIは,β-1,β-2波である。3.遂行時の因子Iは,主にα,β(1,2)波で,因子IIは,δ,θ波,因子IIIは,遂行の速さとエラーズである。

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© 1980 日本教科教育学会
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