抄録
物理的な病害虫防除方法としてレーザ利用の効果を検討する研究の一環として, 水稲葉身の外観に及ぼすレーザ照射の影響を調べた. レーザ照射処理は緑色光 (波長532nm) を用い, 照射強度は342×4GW m-2であった. レーザ照射処理の影響は照射部位に限定され, 照射後数日で安定し, その後は進行しなかった. 主稈葉位別にみると出葉後間もない上位葉ほど影響は小さかった. また, 幼穂分化期の処理が出穂期の処理よりも影響は小さく, 出葉後日数の短い若い葉ほど影響は小さかった. これらの傾向に品種間差異はみられなかった.