日本作物学会紀事
Online ISSN : 1349-0990
Print ISSN : 0011-1848
ISSN-L : 0011-1848
栽培
チャのペーパーポット育苗時におけるせん枝処理が苗の分枝数増加と定植後の初期生育に及ぼす影響
中村 順行森田 明雄
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 75 巻 3 号 p. 289-295

詳細
抄録
チャでは, 挿し木苗の定植から成木園になるまでの幼木期が6~7年以上と長く, この期間の短縮化が望まれている. チャの幼木期の生育促進には苗の分枝数の多さが重要となる. そこで, ペーパーポット育苗時における分枝数の多い挿し木苗の作出方法と定植後の初期生育を調べた. その結果, 挿し木(6月)後に生育した新梢の残葉数が5枚となる位置で9月中に苗床でせん枝することにより, 定植時(翌年3月)までに分枝数7本以上の苗を育成することができた. また, 苗床でのせん枝処理により分枝を2本あるいは4本に増加させたポット苗を本圃に定植した場合, 幼木期の分枝の増加も多く, 初期生育に優れ, 収量性も高い傾向が認められた.
著者関連情報
© 2006 日本作物学会
前の記事 次の記事
feedback
Top