日本作物学会紀事
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速報
エリアンサスの乾燥における刈取り時期と損傷風乾処理の効果
金井 一成板倉 健斗森田 茂紀
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2018 年 87 巻 1 号 p. 86-87

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抄録

イネ科多年生植物であるエリアンサスは,不良環境条件でも旺盛に生育して,高いバイオマス生産性を示すことから,バイオマスエネルギーの原料作物として注目されている.エリアンサスをエネルギー変換して利用する際に,プラントに搬入する段階で,含水率を15%程度に下げておく必要がある.ただし,この乾燥に多くのエネルギーを使うことは,LCA (life cycle assessment:ある製品の全過程における環境負荷を定量的に推定・評価する手法) の観点から避けなければならない.そこで,定植2,3年目のエリアンサスを対象とし,刈取り時期と前処理の検討を行った結果,立ち枯れが進むにつれて刈取り時の含水率が低く,強制乾燥で含水率が15%に到達するまでの時間も短くなる傾向が認められた.また,立ち枯れが十分に進んだ翌年の3月に刈取り,損傷後約1ヶ月間,風乾処理を行うと,強制乾燥しなくても、含水率を15%以下にできた.エリアンサスをエネルギー利用する場合,このように乾燥することで,全体システムを最適化できる.

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© 2018 日本作物学会
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