2020 年 89 巻 3 号 p. 256-257
水稲は,出穂直後のフェーンにより,穂が白化して白穂となり,収量と品質が低下する.フェーンに対する新たな対策技術の開発を目指して,パラフィン入肥料を出穂直後の穂に散布した.その結果,試験を行ったパラフィン濃度0.6~0.03%の範囲で,フェーンによる穂の白化が抑制された.この効果は,パラフィンの濃度が高いほど大きく,実用上は0.15%が最適濃度と判断された.また,パラフィン入肥料のパラフィン成分や肥料成分の違いによる白化抑制効果の差異は認められなかった.