2023 年 92 巻 4 号 p. 338-339
異なる条間で栽培したダイズほ場において,UAVリモートセンシングによって構築した数地表層モデル (DSM) から推定したダイズ群落高の精度を検証した. DSMの平均値と最大値を用いた回帰式による群落高の推定値は,いずれも生育期間全体で推定精度は高かった.生育期間別でみると,播種後53および67日においては, DSMの平均値を使用することで高精度の推定が可能であるが,この場合には条間の違いによる影響が見られ,条間によって回帰式を補正する必要が示唆された.