日本色彩学会誌
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肌透明感と画像統計量・測色値の定量的関係
中西 ゆな, 五十嵐 崇訓, 岡嶋 克典
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キーワード: 肌質感, 化粧, 画像解析
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2017 年 41 巻 6+ 号 p. 29-30

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抄録

 肌の透明感は,化粧品業界において重要な肌質感の一つである.しかし,「肌の透明感」という言葉に明確に定まった定義が共有されておらず,肌透明感の主観評価の値に妥当性がある(定量的解析に耐えうる)のか,肌透明感には肌の視覚情報の何が寄与しているのかは不明である.そこで,14枚の肌画像について8名の実験参加者が,どちらがより肌の透明感が高いかを選択する一対比較と,1枚の肌画像について透明感を100点満点で得点化する絶対評価を行なった.その結果,一対比較で得られた順序尺度間隔尺度と,絶対評価で得られた点数には高い相関(Rmean=0.97)があることが示された.これは「肌の透明感」という一貫性のある知覚尺度が存在することを示唆している.次に,肌透明感と画像統計量との関係を分析したところ,画像の平均輝度(肌の明度に相当)が肌透明感と高い相関を有していたが,色度差と平均輝度と組み合わせた式の方が,平均輝度のみの場合よりも高い精度で視覚情報から肌透明感を予測できることがわかった.これは,肌透明感における理想の色度点が存在する可能性を示唆している.

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© 2017 一般社団法人 日本色彩学会
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