日本作物学会関東支部会報
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群馬県における小麦新品種「群馬W2号」(仮称)の開発
高橋 利和
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p. 11-16

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抄録
群馬県内の米麦二毛作地帯での栽培に適した小麦新品種'群馬W2号'を育成した。早生、良質、多収、加工適性の向上を育種目標に'関東100号'(後 : バンドウワセ)を母に'関東107号'を父に人工交配し系統育種法により選抜・固定をはかってきた固定品種である。'農林61号'に比較して早生、多収であり、アミロ値が高く、粘弾性に優れ、うどんとしての食感は従来の国産品種にない特徴を有している良食味の低アミロース品種である。熟期は'バンドウワセ'並であることから、'バンドウワセ'栽培地帯の平坦部を中心に計画生産を行い2,000haの普及面積を見込んでいる。
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© 1998 日本作物学会関東支部
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