抄録
今年度からの転作率強化に伴い, 水田転換畑に普通作物が栽培されることが多くなると予想される。水田転換畑では, 土壌の過湿によって作物の出芽不良が生じやすく, その生産を不安定にしている。過湿による出芽不良の大きな原因の一つは, 水分過剰により土壌中の酸素濃度が大幅に減少することにある。低酸素濃度が作物の出芽と生育に及ぼす影響を解明することは, 水田転換畑での作物生産安定のために是非とも必要である。本実験では, 8種の作物を用い, 発芽時(播種から出芽までの期間)の低酸素ストレスが, 発芽とその後の生育に及ぼす影響を比較した。