2018 年 108 巻 論文ID: 1713
立教大学は古くからしょうがい学生支援の取り組み事例を有し,現在も「しょうがいしゃ(学生・教職員)ネットワーク」と支援部局「しょうがい学生支援室」を中心に,各学部や部局がそれぞれの立場で連携し支援に取り組んでいる。図書館は,身体しょうがい学生支援に加え,2016年度より図書館が提供する学修支援のピアサポートである「ラーニングアドバイザー」により,発達しょうがい学生の学修支援を行っている。本稿では,1年半を振り返り,当該業務の実施状況や工夫,問題等を述べ,大学図書館における発達しょうがい学生支援の理想の仕組みについて言及する。