口腔衛生学会雑誌
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陸上自衛隊隊員の歯周治療の必要性
宮崎 秀夫安東 美幸斎藤 敏昭十亀 輝五島 恵子白浜 立二竹原 直道
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キーワード: 歯周疾患, 陸上自衛隊
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1987 年 37 巻 5 号 p. 625-629

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抄録

北九州市に駐屯する陸上自衛隊の隊員942名を対象に, CPITNによる歯周疾患有病とその処置の必要性を調査した。検査された隊員の98%以上の者に歯周疾患の徴候が認められ, 4mm以上の歯周ポケット所有者率は, 10代の40%から45-64歳群の83%まで増齢的に高くなった。また, 30-44歳群では18%, 45-64歳群では41%の者が複雑な処置を必要とし, 全年齢群の95%以上がスケーリングを必要としていた。以上の結果は, 我々の一連の調査や他の研究者が報告した集団と比較して, この自衛隊は歯周疾患のハイリスク集団であることを示している。したがって, この陸上自衛隊では, 歯周疾患に対する予防管理体制 (定期検査とスケーリング処置) の確立が早急に望まれる。

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